文書クラス
目次
- 文書クラスとは
- いろいろな文書クラス
- 文書クラスのオプション
- 参考文献・WEBサイトなど
文書クラスとは
LaTeXでは,文書クラス(ドキュメントクラス)とそのオプションにより,文書の大体の形を決めます.文書クラスにより文書の種類,オプションによりもう少し細かく文書の形を決めます.
文書クラスとオプションは,LaTeXのソースの最初に記述します.それぞれの指定の仕方は,次のようにします.
\documentclass[オプション]{文書クラス}
たとえば,文書クラスが jarticle で,オプションのフォントサイズ10pt,用紙サイズA4を指定するときには次のようにする.これを文書の最初に記述する.
\documentclass[10pt,a4paper]{jarticle}
いろいろな文書クラス
LaTeXは作成する文書に応じて,さまざまなクラスが用意されている.その中でも,次に示す3つのクラスが最もよく使われます.通常,article→report→bookの順で,文書は長くなります.頭に j が付くと,日本語の横書用です.
| クラス |
説明 |
article jarticle |
article(記事,論説,論文)を書くときに使います.文書の論理構造は,次のようになります.
- 部 \part{}
- 節 \section{}
- 小節 \subsection{}
- 小々節 \subsubsection{}
- 段落 \paragraph{}
- 小段落 \paragraph{}
普通は,\section からはじめます.
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report jreport |
report(報告書)を書くときに使います.article に章(chapter)が加わります.
- 部 \part{}
- 章 \chapter{}
- 節 \section{}
- 小節 \subsection{}
- 小々節 \subsubsection{}
- 段落 \paragraph{}
- 小段落 \paragraph{}
普通は,\chapter からはじめます.
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book jbook |
book(書籍)を書くときに使います.製本に向くように,奇数ページと偶数ページのレイアウトが異なります.
- 部 \part{}
- 章 \chapter{}
- 節 \section{}
- 小節 \subsection{}
- 小々節 \subsubsection{}
- 段落 \paragraph{}
- 小段落 \paragraph{}
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これらの他にも文書クラスは,あります.奥村先生の「LaTeX2ε」に簡単に説明しています.
文書クラスのオプション
文書クラスに加えて,オプションを用いることにより,文書のスタイルをよりきめ細かく指定できます.以下のようなオプションがあります.赤字がデフォルトで指定の必要はありません.
| 属性 |
オプション |
説明 |
| 文字サイズ |
10pt |
本文を10ポイントで書きます. |
| 11pt |
本文を11ポイントで書きます. |
| 12pt |
本文を12ポイントで書きます. |
| 用紙サイズ |
a4paper |
A4サイズ(210mm×297mm)にします. |
| a5paper |
A5(148mm× 210mm)サイズにします. |
| b4paper |
B4(257mm× 364mm)サイズにします. |
| b5paper |
B5(和文:182mm× 257mm,英文:176mm× 250mm)サイズにします. |
| letterpaper |
レターサイズ(8.5in×11in)にします. |
| legalpapaer |
リーガルサイズ(8.5in×14in)にします. |
| exectivepaper |
エグゼクティブサイズ(7.25in×10.5in)にします. |
| 用紙方向 |
landscape |
横向き(横長)にします.指定しなければ,縦向き. |
| 偶数/奇数ページ |
oneside |
偶数/奇数ページで同じレイアウト.articleとreportのデフォルト. |
| twoside |
偶数/奇数ページで異なるレイアウト.bookのデフォルト. |
| 段組 |
onecolumn |
段組なし. |
| twocolumn |
2段組にする.3段組以上は,multicol.styを使う. |
| タイトル/概要 |
titlepage |
第1ページがタイトルと概要のみになります.(j)reportと(j)bookのデフォルトです. |
| notitlepage |
第1ページの本文の上部にタイトルと概要が書かれます.(j)articleのデフォルトです. |
| 式番号 |
leqno |
式番号を左に書きます.指定しなければ,式番号は右に書きます. |
| 式位置 |
fleqn |
式を左から一定の位置に書く.プリアンブルに \setlength{mathindent}{20mm}と書く.デフォルトは中央揃え. |
他にも,いろいろとオプションがあります.奥村先生の「LaTeX2ε」が詳しいです.
参考文献・WEBサイトなど
このページを作成するにあたり,以下のサイトや書籍を参考にしました.私のこのページでは説明を省いている部分もありますので,より詳しい説明が必要な人は以下を見てください.
 last update:2009/03/03 16:04:30
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